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森ビル 「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」着工

2017.01.30 11:43

高さ220m居住棟として日本一
 森ビル(東京都港区)は24日、港区愛宕一丁目にて推進してきた「愛宕山周辺地区(1.地区)新築工事」の地鎮祭を行った。
 虎ノ門エリアでは現在、国家戦略特別区域法に基づく国家戦略都市計画建築物等整備事業として地下鉄日比谷線新駅の整備や周辺のまちづくりと連動して「国際新都心・グローバルビジネスセンター」とすべく国際的なビジネス交流拠点を形成するとともに、バスターミナルや地下歩行者通路の整備等によって交通結節機能の強化が図られている。今回の「愛宕山周辺地区(1.地区)新築工事」は「虎ノ門ヒルズ森タワー」に隣接した場所に地上54階建て高さ約220mの住宅棟「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」を建設するもの。「国際新都心・グローバルビジネスセンター」に拡大・進化する虎ノ門ヒルズエリアの居住機能を担うプロジェクトとなっている。
 森ビルの住宅ブランド「MORI LIVING」シリーズの最高峰となる約550戸の住宅が用意されるほか、子育て支援施設やスパ、店舗などが整備される。なお、この約220mという高さは住宅棟としては日本一のものになる予定だ。
 竣工は東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年。起工式祝賀会において事業主として挨拶を行った森ビルの慎吾社長は、「世界の目が東京に集まり、この虎ノ門ヒルズエリアが国際新都心へと進化する姿が誰の目にも明らかになる、絶妙なタイミング」とコメントしており、また「タワーの足元には歩行者デッキや公園・広場を整備し、虎ノ門ヒルズから愛宕山へ緑あふれるオープンスペースを連続させるなど、地域の皆様の利便性を高め、かつ憩いの場となるような街づくりを目指しております」としている。

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