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虎ノ門一丁目地区市街地再開発組合 「虎ノ門一丁目プロジェクト」起工

2017.01.23 12:42

「国際新都心・グローバルビジネスセンター」目指す
 虎ノ門一丁目地区市街地再開発組合は18日、「(仮称)虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業」の起工式を行った。
 同事業は森ビル(東京都港区)が「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の隣接地で推進する「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」を含む。国家戦略特別区域法に基づき地下鉄日比谷線新駅の整備や周辺のまちづくりと連動し、虎ノ門エリアを「国際新都心・グローバルビジネスセンター」とすべく国際的なビジネス交流拠点を形成するとともに、バスターミナルや地下歩行者通路の整備等によって交通結節機能の強化を図るとしている。
 起工式祝賀会において参加組合員代表として挨拶を行った森ビルの辻慎吾社長は、「本事業は森ビルにとっても国家戦略特区事業として初めて着工するプロジェクトであり、また虎ノ門ヒルズの中の重要なプロジェクトとして特別に思い入れの強い事業です。これらのプロジェクトと既存の虎ノ門ヒルズ 森タワーを一つの都市として創り上げ、一体的に運営することによって虎ノ門エリアの価値、本事業の価値を2倍、3倍にも高めたい。そして、世界の人、モノ、金、情報を惹き付ける東京の磁力にしたい。それこそが森ビルの使命であると考えています」とコメントしている。
 建物規模は地上36階、総貸室面積約9万4000㎡。4階には約3000㎡のイノベーションセンターが開設され大企業と起業家の交流拠点として整備される。また、約6300㎡の商業空間には職住が一体となった虎ノ門ヒルズエリアの生活をサポートする様々な店舗が配置され、1階には空港リムジンバスや都心と臨海部を結ぶBRTも発着可能な約1000㎡のバスターミナルが設けられることになっている。  2月に着工し、平成30年12月竣工を予定。

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