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JLL 東京オフィス空室率・賃料を発表 

2017.01.16 13:35

Aグレード19四半期連続で賃料上昇 Bグレードは賃料横ばい
 総合不動産サービス大手のJLL(東京都千代田区)は10日、昨年12月末(平成28年第4四半期末)時点の東京Aグレード、Bグレードオフィスの空室率及び賃料を発表した。
 東京Aグレードオフィスの空室率は1・9%で、前月比0・7ポイント上昇、前期比0・5ポイント上昇、前年比横ばいとなった。六本木と京橋における新規供給が反映された形だ。賃料は月額坪当たり3万6209円(共益費込)、前月比0・6%上昇、前期比1・0%上昇、前年比2・3%上昇となり、19四半期連続で上昇を記録。賃料の上昇ペースは4四半期ぶりに加速した。  
 一方、東京Bグレードオフィスの空室率は2・3%で、前期比0・3ポイント上昇、前年比0・1ポイントの低下となった。賃料は月額坪当たり2万2305円(共益費込)、前期比横ばい、前年比3・2%の上昇となった。上昇ペースは2四半期連続で減速となった。
 同社の定義では「東京Aグレード」は延床面積3万㎡以上、基準階面積1000㎡以上、地上20階以上、平成2年(1990年)以降に竣工した新耐震基準に適合した物件。「東京Bグレード」は延床面積5000㎡以上、基準階面積300㎡以上、地上8階以上、昭和57年(1982年)以降に竣工した新耐震基準に適合した物件。どちらも対象エリアは東京中心業務地区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)となる。

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