週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

<新規出店>アースウィンド 四谷店開設、都内8店舗目 「未開拓の市場」新宿エリア進出の試金石

2016.10.24 14:05

 オフィスビルの売買事業・プロパティマネジメント事業・リーシング事業を中核とする不動産サービス会社、アースウィンド(東京都中央区)は10月3日より、東京・四谷に8店舗目となる「アースウィンド四谷店」を開業した。
 同社の支店は八重洲、日本橋、神田、上野、浜松町、青山、飯田橋に存在する。新たに四谷店店長に就任した長谷川大輔氏は「四谷店はこれまで進出していなかった新宿方面で事業拡大できるかどうか『試金石』としての役割を担う」と開業の理由を説明。銀座・日本橋を中心に東東京エリアにおける主要オフィスエリアでは事業を展開しているが、西東京エリアは青山店の開業により渋谷エリアで事業活動を行う他、飯田橋店の対象地域は飯田橋、市ヶ谷、麹町に留まっているのが現状。新宿エリアは同社にとって「未開拓の市場」だった。新しいマーケットへ一から事業を積み上げていくため日本橋店で店長を務めてきた長谷川氏の経験が買われた形だ。 
 「アースウィンド四谷店」はJR「四ツ谷」駅から徒歩2分、新宿通り沿いに位置する「佐伯千成ビル」6階の22坪にオフィスを開設。大通り沿いで視認性が高く、駅からの距離が近い、そしてビルに看板を掲示できる。これらの条件を加味した上で現在のビルに入居を決定した。オフィスの内装は白を基調とした清潔感を重視した。長谷川氏によると「事業用不動産の取り扱い店舗は『堅いイメージ』があるが、当社は気軽に立ち寄っていただけるように柔らかな雰囲気づくりにこだわっている」と説明する。取り扱うのは事業用ビルのテナント仲介、PM、売買仲介等だ。
 オフィスマーケットにおける「都心5区」と呼ばれる新宿エリアにおいては同社は後発にあたり「四谷店」にかかる期待は大きい。長谷川氏は「ビルオーナーの信頼を勝ち取ることが第一。まずはお客様とのリレーションを築き上げ、当社のサービス力を知っていただきたい」と抱負を述べる。

PAGE TOPへ