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エービーシー商会 安全性と意匠性の両立を実現

2016.09.05 17:27

衝撃吸収性をもった木目柄のソフト腰壁材
 建材の開発、製造、輸入、販売を行うエービーシー商会(東京都千代田区)は衝突時の安全性とスマートな意匠性を両立するソフト腰壁材「ポピーガード」を発売した。
 一般的な腰壁材のもつ問題点として意匠性を重視した場合、材質が硬く安全性が考慮されていない。一方、安全性を重視した場合は素材が厚くなり意匠性・施工性に優れないといった点があった。
 「ポピーガード」は表面を木目柄のシートで被覆し、内部は7mmの薄さでありながら高い衝撃吸収性を持つ軟質素材を使用している。それにより児童などが転倒衝突した際の安全を考慮しつつ、厚い腰壁材にはない意匠性・施工性を実現した。同製品は児童施設や教育施設、病院、高齢者福祉施設などでの使用を想定している。
 同社は幼児が壁に衝突した際の安全性を考慮すべく、自動車アセスメント・チャイルドシートアセスメントが定める安全基準65G(自動車が前面衝突した場合に3歳児程度の頭部に生じる力)を安全性のひとつの指標とし、同社オリジナル安全基準53G(幼児が壁に衝突した場合に6歳児程度の飛ぶに生じる力)を策定した。

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