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奥村組 「奥村式増打ち壁耐震補強工法」を開発

2016.06.13 17:54

アンカー打設を大幅に削減し騒音・振動を抑制
 奥村組(大阪市阿倍野区)は鉄筋コンクリート造の既存壁に高強度で付着性に優れたポリーマーセメントモルタルを吹付けることで低騒音、低振動かつ工期短縮を可能とする「奥村式増打ち壁耐震補強工法」を開発し日本建築総合試験所の建築技術性能照明を取得するとともに、共同住宅や学校などの耐震補強工事に適用した。
 同工法は既存壁に高強度のモルタルを吹付けて壁厚を増すことにより既存建物の耐震性能を高めるもので、既存の柱・梁との接合には接合筋付鋼板をエポキシ樹脂で接着する接着接合方式を採用している。高強度のモルタルを使用することで増打ち壁の厚さを薄くすることができ、コンクリートを打設しないため型枠の組立・解体が不要となることから、作業スペースの縮小化と工期の短縮を図ることが可能。さらに付着性に優れたモルタルを使用することで既存壁の目荒らしを不要とするほか、既存の柱・梁との接合に接着接合方式を採用することであと施工アンカーの打設を大幅に削減し、騒音・振動の発生を抑制できることから建物を使用しながらの工事に適している。
 今後は同工法を既存建物を使用しながら耐震改修できる技術としてすでに実用化している「省アンカーアウトフレーム耐震補強工法」や「超高強度繊維補強コンクリートブロック工法」などと合わせて、共同住宅、病院、学校など稼働停止が困難な施設を中心に積極的な営業展開を予定している。


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