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いちごグループホールディングス 新中計19年2月期に営業利益250億円

2016.04.25 11:26

9月1日付で新商業「いちご」へ
 いちごグループホールディングス(東京都千代田区)は19日、2019年2月期までの新規中期経営計画「PowerUp2019」を策定し、取締役会にて決議した。
 今年2月期を最終年度とした中期経営計画では営業利益154億1700万円となり、2013年2月期との対比成長率は8・36倍を達成した。一方、新中計で掲げた数値目標は2019年2月期の営業利益250億円を計画しており、2016年2月期との対比成長率は62%としている。
 重点施策として、新投資法人のインフラファンド市場への上場、いちごオフィスリート、いちごホテルリートの持続的成長の支援、高機能・安心安全・環境に優しい不動産を提供するためのエンジニアリングチームの強化、不動産収益の最大化を図るための専門リーシングチーム設立を挙げている。また、新規事業として、現物不動産への投資ニーズに対応するためのビジネス機会の創出、観光立国の支援といちごホテルリートとのシナジーをもたらすホテル等宿泊施設の提供、不動産とIT技術を融合した「不動産テック」を活用したビジネス創出を目指す。その他、財務基盤の強化、自己資本利益率15%以上、働き甲斐の向上等を目標に掲げている。
 株主還元の基本方針として累進的配当政策を導入する。各年度の1株あたりの配当金の下限を前年度1株当たり配当金とし、原則減配しない。株主資本配当率3%以上とし、配当の更なる安定化も図っていく。
 また、同社と100%子会社のいちご不動産投資顧問(東京都千代田区)は今年9月1日付で商号を変更することを決議。いちごグループホールディングスの新商号は「いちご」、いちご不動産投資顧問は「いちご投資顧問」へ変更する予定。

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