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アメニティ・プラス 90坪の広さにも使える空間アロマ

2016.04.04 14:08

 「貸ビル業はサービス業だ」と言い切れる時代が日本でも到来しつつある昨今。しかし、不動産でサービス業の先端を行くホテルなどと比べると未だにビルなどはその後塵を拝していると言っても過言ではない。
 そのような中でビル・マンションの清掃・点検総合管理のアメニティ・プラス(横浜市西区)は先月29日に商業ビル・マンション用の空間アロマ「AURAPLUS(アウラプラス)」の発売を開始した。エントランスに設置できるものから、90坪ほどの広さまでに対応するものなどラインアップを揃えている。
 「私たちが管理しているなかで、しばしば気になるのは長期間、空室となっているところがカビ臭さを発していることです。気づかないオーナーの方も多いようですが、内覧などの際にそのような臭いはマイナスポイントとなってしまいます。そのなかで当社が今回販売を開始した製品では、『ピンクグレープフルーツ』、『ホワイトティータイム』、『ユーカリミント』の3つの香りを揃えております。いずれも香水のように強い香りを発するものではなく、非常にかすかなものなので不快感を与えることもなく、利用者の方に快適性を与え、建物のバリューアップにつなげることができます」(代表取締役 八重田 かおり氏)
 同製品はエントランス用のものであれば月額2500円から利用することができて、「年間でも3万円で収まるので、手軽にビルのイメージを向上するのには良い手段なのではないでしょうか」(八重田氏)とのこと。
 わが国の建物ではビルやマンションに関する同様の取り組みは管理業界においても少ないが、女性の社会進出が社会的課題から常識となりつつある今日、ビルにもそのような価値が求められてくる日は近いのではないだろうか。

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