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三井不動産 「三井不動産ロジスティクスパーク」事業拡大5棟の開発を決定

2016.03.28 14:58

 三井不動産(東京都中央区)は、グループ中期経営計画「イノベーション2017」で掲げる国内事業の競争力強化の取り組みとして、ロジスティクス事業を積極的に展開している。今月24日に新たに5棟の物流施設の開発を決定したと発表した。
 三井不動産執行役員ロジスティクス本部長の三木孝行氏は「当社はハイスペックな施設を提供するにとどまらず、顧客の課題に対し率先してソリューションを提供し、ともに価値を生み出す存在となるようにしたいと考えます。より多様化するヒト・モノ・コトを『つなげ』、社会の活動効率を高めるより重要な存在を目指していきます」と話した。
 また、三井不動産はロジスティクス事業のあるべき姿や想いを表現するために、ロジスティクス事業ステートメントとして「ともに、つなぐ。ともに、うみだす」と策定した。
 開発が決定したのは「三井不動産ロジスティクスパーク福岡1.」(今年10月竣工予定)、「三井不動産ロジスティクスパーク稲沢」(平成29年5月竣工予定)、「三井不動産ロジスティクスパーク茨木」(平成29年9月竣工予定)、「三井不動産ロジスティクスパーク厚木2.」(平成29年10月竣工予定)、「(仮称)川越プロジェクト」(未定)となっている。これにより、同社のロジスティクス事業として開発・運営する施設は、稼働施設が10棟、開発中が発表の5棟を含む12棟、計22棟になり総床面積は約200万㎡になる。事業開始からの累計投資規模は約3000億円に達する見込みとなっている。

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