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新日鉄興和不動産 赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業 施設名称は「赤坂インターシティAIR」に決定

2016.03.28 15:59

DBJ Green Building(最高ランクFive Stars)取得
 新日鉄興和不動産(東京都港区)は24日、事業協力者および参加組合員として参画している「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」における施設名称を「赤坂インターシティ AIR」に決定した。「赤坂インターシティ」は「都市を結ぶ」に由来する同社の大規模複合型オフィスビルのフラッグシップブランドだ。「赤坂インターシティ AIR」は「インターシティ」シリーズ5つ目のプロジェクトとなる。
 「AIR」は、事業コンセプトである「世界から選ばれる国際都市東京の顔へ」に適合するよう、広大な緑地に囲まれた「誰もが住みやすく働きやすい、居心地のよい街」、緑豊かな街の雰囲気や空に伸びゆく建物のイメージから来る名称だ。また「AIR」は「Akasaka Icchome Re―development(赤坂一丁目再開発)」の略称にもなっている。
 オフィスワーカーにとって一日の大半を過ごす職場こそ、居心地の良い場所であるべきと考え、安心・安全・快適なオフィス環境の整備とともに、緑化率50%以上に当たる5000㎡超の大規模な緑地を設ける。地域にも開かれた憩いの空間を目指して、都心のクールスポットを創出するとしている。また「赤坂インターシティ AIR」は同日、日本政策投資銀行(東京都千代田区)より「DBJ Green Building 認証」のプラン認証を取得した。プラン認証は竣工前の物件について、その開発計画をもとに、環境性能やテナント利便性、オーナーや物件関係者が予定している取り組みなどを評価するものだ。
 「赤坂インターシティ AIR」は広大な緑地や、周辺街区との一体的な緑道整備など、エリアのクールスポット創出や回遊性向上に貢献する点、専門スタッフが常駐するコンファレンス施設の設置や、英語対応可能なクリニック・託児施設等の設置など、ハード・ソフト両面において多様なテナントのニーズに応えられるアメニティが整備されている点、制震工法の採用や、専有部を含め最大200時間供給可能なデュアルフューエル型非常用発電機の設置など、テナントのBCP対応に極めて効果的なスペックを備える点の3点が評価されて認証に至った。

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