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三井不動産レジデンシャル/丸紅/森ビル 横浜市中区「北仲通北再開発等促進地区地区計画」着工

2016.03.07 13:06

歴史的建造物を生かした街づくり
 三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)、丸紅(東京都千代田区)、森ビル(東京都港区)は1日、横浜市の「北仲通北再開発等促進地区地区計画」A-4地区において3社共同で取り組んでいる開発事業について倉庫棟の解体に着手し、複合大規模開発を進めていくことを発表した。
 同開発では高さ約200m、地上58階の超高層タワーが誕生。延床面積は約16万8200㎡、敷地面積約1万3135㎡。タワー棟は横浜市で最大規模となる約1200戸の住宅機能を整備し、低層部には商業、上層階には展望ラウンジを併設する宿泊機能を備えた複合開発となる。さらに、現物保存する旧横浜生糸検査所付属倉庫事務所(旧帝蚕倉庫事務所棟)と解体後復元保存する倉庫棟に文化交流機能を導入する予定だ。
 横浜市指定有形文化財に指定されている旧帝蚕倉庫事務所棟は、横浜開港の記憶を残す歴史的資産であることから現状変更許可の手続きを経て、現物保存しつつ必要な耐震補強を行い、施設内部は文化財としての価値を保ちながら施設活用に必要な改変を行っていくという。また、倉庫棟はC号倉庫を一旦解体したうえで煉瓦等の資材を活用し、外観と内部空間の一部を復元する。地区の歴史を継承しながら景観を重視した、街に開かれた積極的な歴史的建造物の活用を目指すとしている。竣工は平成32年1月を予定。

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