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東芝キヤリア/中部電力 店舗・オフィス用エアコンの省エネ型室外機を共同で開発

2016.02.08 10:16

 東芝キヤリア(川崎市幸区)および中部電力(名古屋市東区)は、業界トップの省エネ性能を持つ店舗・オフィス用エアコン室外機「スーパーパワーエコゴールドP224・P280形」を共同開発し、東芝キヤリアより4月に発売する。
 環境対策や省エネが求められるなか、店舗・オフィスの多くでは、使用電力量の約半分を空調が占めているというデータからも分かるとおり、より高い省エネ性能のエアコンが求められている。
 また、店舗・オフィスに設置されている従来機種のエアコンの運転状態を調べてみると、低負荷(最大能力の30%以下のパワー)で運転する時間が大部分を占めており、更には、低負荷運転時に運転のON/OFFを繰り返して温度を管理する(断続運転を行う)ため、エネルギーロスが発生してしまうといった課題があり、その改善策が求められてきた。
 今回の開発機種では、コンプレッサーやインバーター等の部品改良を行うことで、業界トップの省エネ性能を達成するとともに、低負荷運転時の「断続運転」を抑制してエネルギーロスが発生する機会を低減させることが可能となった。更に、本体のコンパクト化に成功。設置スペースや重量を削減した。

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