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LIXIL 人が使いやすく建築にも合わせやすいパブリックトイレ

2016.02.08 10:21

 LIXIL(東京都千代田区)は、「人」への思いをカタチにした「人」に寄り添うパブリックトイレを目指した新しいコンセプト「NEW PUBLIC TOILET HL」のパブリック向け壁掛便器、センサー一体形ストール小便器、マーベリイナカウンター/シェルフ一体タイプの3商品を今月1日より順次発売した。
 大勢かつ様々な人が使用するパブリックトイレは、デザイン、機能だけでなく、利用者の使いやすさから設計しやすさまで、検討する項目が多岐にわたる。LIXILでは、「Xspaxe UM(平成4年発売)」や「New Public Toilet(平成10年発売)」など施設の目的や利用者に合わせたトータルな空間プランニングを、時代に合わせて提案してきた。新しく発売する「NEW PUBLIC TOILET HL」は、多くの人が毎日使うからこそ、パブリックトイレの形状を一から見直し、人が近寄りやすい形状を考察した。「人間のかたち」から生まれたLIXILの新しいコンセプトである。
 壁掛便器は、丸みのある凹凸のないデザインで掃除がしやすいだけでなく、車椅子でも近づきやすい形状。センサー一体形ストール小便器は、高身長の利用者から子供まで、誰にでも使いやすい形状を追求。新開発の超音波センサーは、これまでの赤外線のセンサー窓をなくしたデザインとなっている。マーベリイナカウンターは、ボウル、カウンター、シェルフを一体とし、「荷物の置きやすさ」、「手洗いしやすさ」、に配慮した。継ぎ目をなくしたカウンターは汚れがたまりにくく、手入れがしやすい。
 商品、建物に接する部分は床や壁と調和するようなデザインを採用し、カラーを統一。また、便器で使用されている衛生陶器は、国際規格に準拠した抗菌効果を保証する「SIAAマーク」を表示し、清潔で衛生的なトイレ空間を演出する。

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