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三幸エステート 全国主要6都市の最新賃貸オフィス市況をレポート

2019.01.18 14:44

東京都心5区は7年ぶりに空室率2%台
 三幸エステート(東京都中央区)は14日、平成27年12月度の東京都心5区(千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区)、及び全国の主要6都市(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。
 東京都心5区のオフィスマーケットは、空室率が2・82%で前月比0・21ポイントと、大幅に低下し7年ぶりに2%台に突入した。背景には主要大規模ビルの竣工がこの期間になかったことや、館内増床を含む堅調なオフィス需要の顕在化があると見られる。現空面積も14万8103坪(前月比1万406坪減)で、現空面積が15万坪を下回るのは、平成21年2月以来となる。1坪あたりの募集賃料は1万9821円(前月比88円増)と3カ月連続で微増であった。需給バランスが改善する一方で、賃料の感度は依然として鈍い状況で、都心5区全体でみると市況回復の動きは緩やかなペースにとどまっていることが分かる。なお、募集面積は42万6707坪(前月比1万8506坪減)となっている。
 全国の主要6都市の空室率は、東京23区が3・5%(前月比0・2ポイント減)、札幌市が4・7%(前月比0・1ポイント減)、仙台市が9・7%(前月比0・2ポイント増)、名古屋市が4・2%(前月比0・3ポイント減)、大阪市が6・7%(増減なし)、福岡市が3・5%(前月比0・2ポイント減)であった。

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