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京都市/阪急電鉄 鉄道高架下の空間を活用した駅間プロジェクト始動

2015.12.28 12:02

 京都市と阪急電鉄(大阪市北区)は、反響京都線「洛西口」駅付近の連続立体交差化事業(鉄道高架化)の高架切換えにより、その高架下に生み出される距離約1km、面積にして約1万1200㎡の空間の利活用について検討する「洛西口~桂 駅間プロジェクト」を始動させる。京都市と阪急電鉄、そして地域住民とともに西京区エリアにおける地域の活性化について官民が一体となって取り組むプロジェクト。
 京都市は「洛西ニュータウン再生」や「大原野『地域ブランド戦略』」など、地域とともに西京区の個性を生かした魅力あふれるまちづくりに取り組んでいる。一方、阪急電鉄では幅広い世代の人に「来訪したい、末永く住み続けたい」思える沿線・まちづくりを目指している。そこで、この相互の取り組みを連携させることにより、沿線地域の魅力がより一層高まるなど相乗効果が期待できるものと考え、京都市と阪急電鉄の包括的連携協定を締結する。
 プロジェクトのポイントとしては「洛西口」駅から「桂」駅の駅間を拠点とした「歩いて楽しいまちづくり」に取り組み、長期的なまちづくりの視点を踏まえ、周辺地域の利便性を向上させる。同時に、地域外からも多様な人を呼び込む新しい仕掛けの導入や周辺まちづくりとの連携を図り、西京区全体の活性化につなげることを目指す。
 尚、高架下施設整備時期は平成29年度の整備を目標として進めていく。

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