週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

森トラスト 日本の主要リゾート地で展開する7ホテルで大規模リノベーション

2015.11.09 17:31

今後3年間で投資総額約160億円
 森トラスト(東京都港区)は、日本を代表するリゾート地10エリアで展開しているホテル「ラフォーレホテルズ&リゾーツ」のうち「総合リゾートホテル ラフォーレ修善寺(ホテル棟)」、「総合リゾートホテル ラフォーレ琵琶湖」、「リゾートホテル ラフォーレ南紀白浜」、「リゾートホテル ラフォーレ山中湖」、「ラフォーレ倶楽部 ホテル中軽井沢」、「ラフォーレ倶楽部 ホテル白馬八方」、「ラフォーレ倶楽部 伊東温泉 湯の庭(第2期)」の7ホテルについて、平成30年までの完成を目指し、今後3年間で投資総額約160億円(対象客室数1000室)の大規模リノベーションを計画することとした。
 森トラストグループは、観光産業を今後の日本の成長分野と捉え、「地方創生」、「ライフスタイルの変化への対応」、「インバウンド需要拡大への対応」をめざし、新規ホテルの開発や既存ホテルのリノベーションなど、ホテル事業を積極的に展開している。
 ホテルのリノベーションとしては、平成24年より第一弾として、「東京マリオットホテル」や修善寺・伊東・箱根強羅のホテルを手掛けており、今月2日には「新大阪」駅近接のホテルを「コートヤード・バイ・マリオット 新大阪ステーション」としてリブランドオープン予定としている。
 第二弾として、今後3年間で投資総額約160億円をかけ、7施設合計約1000室のリノベーションを行う計画。これにより、同社グループが手掛けるホテルのリノベーションは平成24年から平成30年にかけての7年で、投資総額約240億円(対象客室数1700室)となる。
 今回のリノベーションでは、日本の観光資源として国内外から注目されている「温泉」を全施設で積極的に活用し、富士山や海・湖・幸など、その地ならではの絶景を臨める温泉風呂付客室を7施設の対象客室の半数以上に導入する予定。また、宿泊年齢層の広がりに配慮した設備・内装のリニューアル、ペット同伴可能な客室の増設など、ライフスタイルの太陽に対応した大規模なリノベーションを実施することで、ラフォーレ倶楽部会員をはじめとする利用者の満足度向上を図るとともに、年々増加する外国人環境客の都心および地方リゾート地への回遊促進を目指す。

PAGE TOPへ