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日本貨物鉄道/三井不動産 東京貨物ターミナル駅の大規模物流施設の開発決定

2015.10.19 12:37

事業パートナーとして三井不を選定

 日本貨物鉄道(東京都渋谷区)は15日、東京都品川区において大規模物流施設の開発を正式決定し、開発事業パートナーとして三井不動産(東京都中央区)を選定。基本合意書を締結したと発表した。
 同計画地は、貨物ターミナル駅として国内最大の規模を誇る「東京貨物ターミナル」駅構内、首都高速湾岸線「大井南IC」、同横羽線「平和島IC」からそれぞれ約2km、東京港国際コンテナターミナルから約3km、羽田空港国内貨物地区からも約4kmと、陸・海・空の「結節点」となるアクセスに非常に優れた立地に位置する。開発予定の大規模物流施設は地上5階、延床面積約16万1000㎡を誇り、大型車両が各階に直接乗り入れできるランプウェイを2基備えたマルチテナント型物流施設となる。免震構造を採用予定で安心・安全に配慮。
 また日本貨物鉄道は同施設の隣接地においても物流施設を建設し、両施設をあわせた延床面積は合計約22万3000㎡となり、国内最大規模の物流施設となる予定。
 開発事業パートナーの三井不動産は今年4月1日付けで「ロジスティク本部」を新設。現在、国内で16物件の開発、保有(賃貸)を行っているが、本件は三井不動産がロジスティクス事業において受託する初の大規模マネジメント事業となる。日本貨物鉄道から開発業務を受託し、開発計画の企画立案、テナント誘致等を行い、竣工後はマスターリースおよび建物の管理・運営まで行う。

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