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シスケア 省エネ義務化需要に対応

2015.09.21 17:43

 福祉系施設の企画・設計・コンサルティングを行うシスケア(東京都新宿区)は、今年5月より開始した「建物環境性能評価サポートサービス」への問い合わせが増加していることを発表した。この背景には7月1日にエネルギー消費量が著しく増加している建築物部門の省エネ対策を目的とした「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」が国会において成立したことが挙げられる。同月8日に公布された。同法が施行すると、建築物の省エネ基準適合や計画の届け出が必要となってくる。同社では以前から建築物の設計時に自社でエネルギー消費量や外皮性能の計算、届出の代理を行ってきた。今回の措置を受けて、従来よりも厳しい規制措置や誘導措置の遵守義務が発生する建設会社・工務店や設計事務所から「建物エネルギー消費量の計算を行って欲しい」というニーズがあり、その需要に応えていくため、同社では「建物環境性能評価サポートサービス」を開始していた。
 「建物環境性能評価サポートサービス」は、「建築物が省エネ基準に適合しているか」を評価し、申請のサポートを行うもの。今後も同社では同サービスの提供を通し、環境はもちろん、建物の利用者にも配慮した良質な建築物の普及を目指す。

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