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アイリスオーヤマ 法人向けLED照明事業拡大

2015.09.07 11:58

 アイリスオーヤマ(仙台市青葉区)は3日、法人向けLED照明事業をさらに強化・拡充するため、国内の生産拠点である鳥栖第二工場「LED直管ランプ」の供給体制を倍増し、国内の営業拠点数を2・5倍に拡大することを発表した。
 これは円安の長期化に伴う為替リスクの軽減と今後一層の需要拡大が予想される「直感スリムタイプ」の供給体制強化を目的としたものである。
 現在は中国の大連工場で8割、鳥栖第二工場で2割の生産を行っているが、今回の設備投資によって鳥栖第二工場のLED直管ランプの生産能力を2倍にすることが可能となり、国内工場の生産割合を3割まで引き上げる。
 今回増産される直管LEDランプ「ECOHiLUX HE150S」はG13口金の器具に取り付けられるため、Hf蛍光灯からのリニューアルにも対応可能な管径26・5mmのスリムな高効率直管ランプである。
 海外標準規格のスリムタイプはグローバル戦略を見据えたモデルとして、日本国内だけではなく「IRIS USA」や「IRIS OHYAMA EUROPE」などの海外グループ企業でも販売していくとしている。
 さらに、同社は地域密着の営業活動をより強化するために国内の営業拠点数を2・5倍に拡大することも発表。現状の12拠点から30拠点に大きく拡大することで、「戦略的営業地域」における更なる営業基盤の強化を図る。

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