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<大阪・梅田>阪神電気鉄道/阪急電鉄 梅田1丁目1番地での大規模再開発計画がスタート

2015.07.27 14:33

オフィスは1フロア約4500㎡を予定
 阪神電気鉄道(大阪市福島区)と阪急電鉄(大阪市北区)が推進する「梅田1丁目1番地計画(阪神百貨店の入居する大阪神ビルディング及び新阪急ビルの建替計画)」において、両社は今月21日に「梅田1丁目1番地計画ビル(仮称)」1.期部分の新築工事に着手した。この計画では、両ビル間の道路上空を活用した建替えと周辺公共施設整備を一体的に行うことにより、都市機能の高度化、防災機能の強化、公共的空間の創出、良好な景観形成等を通じ、国際競争力の強化に資する快適で質の高い街づくりを進めることを目指している。
 この度、こうした計画が評価され「梅田1丁目1番地計画ビル(仮称)」は、日本政策投資銀行の「DBJ Green Building認証」において「国内トップクラスの卓越した『環境・社会への配慮』がなされたビル(5つ星)」としての認証を受けている。
 計画地は大阪の中心地である梅田地区にあり、御堂筋の起点に位置している。計画ビル内には百貨店ゾーンとオフィスゾーンのほか、梅田地区におけるビジネス活動の活性化に資するカンファレンスゾーンを整備し、災害時には帰宅困難者の一時滞留スペースとしても活用するとしている。さらに、ビル周辺では地下・地上・デッキレベルでの3層歩行者ネットワークを強化し、街の回遊性が向上する。計画建物の敷地面積は約1万2200㎡、建物規模は地上38階地下3階で、延床面積は約26万㎡。新しくなる阪神百貨店(阪神梅田本店)は、現在と同規模でフロア数は地下2階から地上9階までの11層を計画。地上11階から38階までのオフィスゾーンには、最新の設備を備えた西日本最大規模となる1フロアあたり面積約4500㎡の大型オフィスが整備される。

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