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住友不動産 神田練塀町再開発計画認可

2015.07.06 10:16

 住友不動産(東京都新宿区)は先月23日、昨年1月に都市計画決定されていた「神田練塀町地区第一種市街地再開発事業」が東京都知事より再開発組合の設立認可を受けたことを発表した。
 同事業はJR「秋葉原」駅前の北東200mに位置する細街路沿いに旧耐震の建物や低層木造家屋が密集した施行地区約0・5haの街区において、敷地の統合と建物共同化による土地の高度利用、区画道路や広場などの整備を行い、防災性の向上、地域活力の増進、市街地環境の改善を図るプロジェクトである。建物規模は地上20階地下2階。延床面積は約3万700㎡。
 住友不動産は地権者並びに参加組合員として同事業に参画しており、今後は再開発組合と共に早期の権利変換、着工の実現を目指し事業を推進していく。平成28年度に着工し、竣工は平成30年度の予定。再開発事業は「地域の防災機能向上」、「市街地環境の改善」を特徴としており、災害時には地域の防災拠点として利用可能な広場や、街区へ誘導した人の流れを滞留させ地区の賑いとするため建物1階に商業機能を配置することなどが計画されている。

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