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情報通信研究機構ワイヤレスネットーク研究所 フェムトセル基地局の開発に成功

2015.06.01 14:57

 情報通信研究機構ワイヤレスネットーク研究所(神奈川県横須賀市)は先月26日テレビホワイトスペース等での利用を想定したLTE(Long Term Evolution)技術対応のフェムトセル基地局の開発に成功した。これは平成26年度に総務省から受託した「複数周波数帯の動的利用による周波数有効利用技術の研究開発」の成果を利用して実現したシステムである。
 今回開発したフェムトセル基地局は、インターネット用のイーサネットケーブルを接続して、電源を入れるだけで容易に設置できるものであり、小型で軽量、壁掛けも出来るという点から柔軟なレイアウトが可能である。例えば、地下街やイベントホール、屋内の会議室など、多くの人が集まり回線利用料が集中するエリアに限定して基地局を高密度に設置することで、効率よく回線利用料を収容することができる。また、端末がシームレスに接続先の基地局を切り替えて通信を継続できるハンドオーバ機能を持つため、必要最低限の送信電力で用途に応じたきめ細かなエリア構成ができ、より安全な干渉保護が実現し回線利用料の集中を効率的に解消することが可能となる。
 同社の今後の展望として、今回開発したフェムトセル基地局と既に開発したホワイトスペース対応のスマートフォンや端末とを組み合わせ、国内外で様々な利用シナリオに基づく実証試験を行い、技術基準及び制度設計に資する情報として試験結果を提供していくという。


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