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国土交通省 OECDプロジェクト最終報告書を公表

2015.05.11 11:18

 先月30日、OECD(経済協力開発機構)のプロジェクト「高齢社会における持続可能な都市政策」の最終報告書「都市における高齢化(Aging in Cities)」が公表された。このプロジェクトは高齢社会における都市の役割を提案することを目的とし、OECD地域開発政策委員会における議論を経て、国土交通省、富山市及び横浜市の協力を得て実施された。
 この報告書は、高齢社会における都市の持続可能な成長に向けて、その機会を生かすための考察及び手法を提案するもの。具体的には「高齢社会『問題』ではなく、新たな成長の『機会』である」、「高齢社会の政策は、高齢者のためだけの政策ではなく、当該社会の全世代が暮らしやすくなることを目指すものである」、「高齢社会は長期的に推移するものであり、将来を見通した政策を事前に立案できる」という基本方針を踏まえながら、富山・横浜やリスボン・フィラデルフィアといった世界の各都市において実施されている施策を分析している。

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