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ラ・アトレ サービス付き高齢者向け住宅 2物件を取得し高齢者住宅事業を展開

2015.04.13 17:27

 ラ・アトレ(東京都港区)は、名古屋市においてサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ付住宅)として運営されている「ナーシングホーム JAPAN」および「ナーシングホーム OASIS」を取得したことを発表した。
 同2物件は、賃貸事業、介護関連事業、訪問看護事業の運営をナースコール(名古屋市千種区)が一手に担い、医療・介護・生活支援が一体化された付加価値の高い住まいという特性を活かした高齢者住宅として現在同業界の注目を集めている。
 ナースコールは、がん・難病専門の終末期ケアに特化したサ付住宅を運営しており、「ナーシングホーム JAPAN」の1階には在宅支援診療所を併設、24時間体制での在宅医療サービスを今回取得した2物件に提供している。
 また、「ナーシングホーム OASIS」は「高齢者住宅経営者協議会」が主催する「リビング・オブ・ザ・イヤー2014」(高齢者が安全に尊厳ある暮らしができ、スマートハウス化も含めた生活空間・各種サービスで最も優れた高齢者住宅を選定するイベント)にもノミネートされた実績を有している。
 ラ・アトレが展開するプロジェクトは、有料老人ホームを中心とする高齢者住宅事業分野に特化した各種アドバイザリーサービスを提供するリエゾン・パートナーズ(東京都港区)をアドバイザーとして迎え、また、ナースコールの大株主であるプライベートエクイティ・ファンドの運営を行うJ-STAR(東京都千代田区)との提携により取り組みが進められてきた。
 ラ・アトレは2物件の取得を契機として、需要の高まりが見込まれる高齢者向け住宅事業に関する知見を深め、リエゾン、J-STARとの提携関係を強化することで今後も同様の物件の取得を拡大していく。ラ・アトレは今後もナースコールの事業展開においてリエゾンをアドバイザーとしてラ・アトレが不動産の保有、J-STARおよびナースコールが付加価値の高い住まいの運営という役割分担を行い、3社協働でニーズの高いこの分野の高齢者住宅事業を手掛けていく。

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