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三菱重工業/東邦ガス 発電効率・総合効率高水準ガス コージェネ新製品販売開始へ

2015.03.30 16:39

発電効率・総合効率高水準ガス
 三菱重工業(東京都港区)と東邦ガス(名古屋市熱田区)は発電出力450kWのガスエンジンコージェネレーションシステム(以下、ガスコージェネ)の新製品を共同開発した。4月1日より販売を開始する。
 同製品は380kWガスコージェネをベースに開発した製品で、燃焼の最適化や高効率部品の採用等により、450kWに高出力化するとともに、出力400kW級ガスコージェネで世界最高クラスの発電効率42%、総合効率では回収した熱を全て温水として利用する「全温水回収仕様(SGP M450―W)」の場合で81・5%、回収した熱を温水と蒸気として利用する「蒸気・温水仕様(SGP M450―S)」の場合で80・5%を実現した。
 また、高効率化や高出力化に加えて脱硝設備を不要とすることでイニシャルコストとランニングコストの両方を削減させ、従来品に比べて投資回収年数の短期化を実現した。さらに製品本体をコンパクト化したことで従来品に比べて設置スペースを約20%削減している。
 ガスコージェネはエネルギー利用効率が優れたシステムとして、東日本大震災以降は事業継続計画(BCP)を目的とした電力セキュリティ確保や節電などの観点からも期待が高まっている。両社は同製品を病院や商業施設、オフィスビル、工場などに提案し、ガスコージェネの更なる普及促進を図っていく。

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