週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

ラサール インベストメント マネージメント インク マルチテナント型商業施設を取得

2015.03.16 10:28

 不動産投資顧問会社であるラサール インベストメント マネージメント インク(米国イリノイ州シカゴ、以下ラサール)は、同社が組成した特別目的会社を通じてJR「千葉」駅から10km強の市原市北部に位置し、延床面積7万418・39㎡、店舗数約170、駐車場2400台分を有するマルチテナント型商業施設「unimo(ユニモ)ちはら台」を先月26日に取得したことを発表した。
 同商業施設は大型ショッピングモールであり、国内外のファストファッション・ブランド、ライフスタイル提案型ショップ、食品スーパー、家電量販店、ドラッグストア、書籍、ファッション雑貨及び飲食店舗等のバラエティ豊かなテナントにより構成されている。また、シネマコンプレックスやアミューズメントといったエンターテインメント、託児所、理美容室及びリラクゼーションといったサービスも備えており来場者が一日中楽しむことができる施設となっている。
 ちはら台は千葉市と市原市の市境部に位置し、周辺は京成千原線やJR外房線沿いにニュータウンが連続するエリアで、「千葉」駅を経て「東京」駅までは最短65分、ちはら台公園や村田川といった豊かな自然環境を有するベッドタウンとなっており、3km圏内人口では30代以下が半数以上を占め、6歳未満の世帯人員を含む世帯比率が14・5%とヤングファミリー層が中心のマーケットが形成されている。同層の集客力が高い店舗が集積する同物件は、今後も各世帯において子供の成長により消費支出の増加が見込まれ、商業施設として安定的な売上が期待できる。
 ラサールは、同物件取得後、利用者のニーズに合致する不足業種テナントの拡充を行い、周辺地域居住者の生活利便性向上をより一層図り、施設としてさらなる競争力を高めていく。

PAGE TOPへ