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横浜ゴム 接着信頼性に優れた特長を持つシーリング材用プライマー発売

2015.02.09 16:26

 横浜ゴム(東京都港区)は、建築用変成シリコーン系シーリング材向けのプライマーとして「ハマタイト プライマーNo.18」を2月に発売することを発表した。
 同製品はプライマー塗布後に施工するシーリング材との初期接着性の向上を目指して開発され、様々な建築部材との接着信頼性に優れていることが特徴となっている。
 建築用シーリング材はビルの外壁であるコンクリートや金属パネルなどの継ぎ目に用いられ、季節や昼夜の温度変化によって生じる目地のムーブメントに追従しながら建物の水密・気密性を確保する役割を果たす。プライマーはシーリング材の接着性を高めるため、目地内の接着面の表面処理に使われる。近年、金属パネルを使用する建物では工期短縮や美観性向上のためパネルの長尺化が進み目地のムーブメントが大きくなる傾向にあり、特に金属パネルを使用する現場ではシーリング材の施工初期段階における接着信頼性向上へのニーズが高まっていた。
 同製品は接着の初期段階でもシーリング材が目地の動きに追従できる接着性を確保している。同社の主力シーリング材である2成分形変成シリコーン系シーリング材「スーパー2.」の汎用プライマーとして主に使用されるが、プライマーには塗りやすさが求められているため低粘度化を図り作業性を向上させた。従来は専用プライマーが必要だった金属断熱サンドイッチパネルに対しても使用可能で複数のプライマーを使い分ける必要がないことから、現場での作業工程や在庫管理の負担軽減に貢献している。さらに、ほぼ透明な樹脂を使用しているため無色に近く、紫外線による経時黄変も低減していることから塗布時に外壁表面にはみ出した場合も外観への影響を抑える効果が期待される。
 同社は「ハマタイト」ブランドで各種シーリング材や接着剤などを生産販売しており、現在、建築用シーリング材国内市場のトップメーカーとなっている。同社はシーリング材の信頼性および作業性向上に寄与する新製品を発売することでさらなる販売拡大を目指していく。




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