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東急コミュニティー みなとパーク芝浦の総合管理業務受託

2015.01.05 16:35

 東急コミュニティー(東京都世田谷区)は先月19日、東京都港区最大規模の複合施設「みなとパーク芝浦」の総合管理業務を受託し、同22日のオープンに合わせて管理を開始した。今後、同施設の設備管理、保安警備などを通じて、利用者が安心・快適に使用できる施設づくりを目指す。「みなとパーク芝浦」は、災害時には災害対策地区本部ともなる総合支所をはじめ、アリーナなどを備えるスポーツセンター、ホールなどを擁した大型複合施設で、港区が運営する施設では初めて総合管理の形式が取られている。同社の発表によれば、これまでに大規模複合施設を含む、多様な建物・施設の管理経験で培った、全業務を統括して管理するマネジメント力や、豊富な実績が評価され、管理事業者に選定されたとしている。
 同社は港区の指定管理者として、特定公共賃貸住宅や高齢者集合住宅など、住宅約1000戸の管理や、芝地区の福祉施設「いきいきプラザ」の管理運営も行っている。また、複合施設の建物管理だけではなく、公的施設49案件(うち、住宅系8万2000戸)のほか、PFI事業では大学の研究施設や行政の庁舎など17案件に参画し、公共施設の管理運営に注力している。同社では今後も総合不動産管理会社としての多種多様な建物管理の実績をベースに快適な環境づくり、オーナーの資産価値の向上に努めるとしている。

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