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三菱重工業 室外ユニット4機種・室内ユニット10機種を発売

2015.12.22 17:51

 三菱重工業(東京都港区)は、パッケージエアコン「Hyper Inverterシリーズ」の新モデルとして、室外ユニット4機種と天吊形室内ユニット10機種を開発。いずれも省エネルギー法2015年基準値をクリアした高効率タイプとなっており室内ユニットの10機種のうち4機種では業界トップクラスのAPF(通年エネルギー消費効率)を達成。小型軽量化で施工性も向上。室外ユニットは12月中旬、室内ユニットは来年1月中旬に発売予定。
 室外ユニットのAPFは8馬力タイプが5・1、10馬力タイプが4・8。両モデルともに高さ1505×幅970×奥行き370mm、重さは165kgと、従来機に比べで約4割の小型化(体積比)、25%の軽量化を実現。
 またリニューアルキットを内蔵することにより、設備更新の際、既設冷媒配管の流用を可能にした。冷媒配管の抜き方向は、前、横、下、後の4カ所から選択することが可能で、従来機より開口寸法も大きくなっている。搬入用取っ手をユニットの表・裏・左右の4カ所、ほぼ対向位置に設けることでユニットの搬入性にも配慮。そのほか、転倒防止ワイヤー挿入穴や雨よけカバーを設けるなど、施工性・サービス性を大きく向上させている。
 一方の室内ユニットは、P40型(1・5馬力)からP160型(6馬力)までラインアップ。小型化では、従来機で中型母形を使用していたP50とP56(2・3馬力)の2機種について新型では小型母形を採用し、高さ210×幅1070×奥行き690mmと従来機に比べ約2割削減(体積比)。また、P63~P160型(2・5~6馬力)の6機種では、ファン駆動用モーターを従来の2個から1個に減らし、それぞれ10%強の軽量化を実現。
 オプションでは、フィルターが手元まで降りてくるラクリーナパネル昇降長を、従来の1・6mから4mまで大幅に拡大することで簡便性を向上させ、高天井での使用も可能にしている。

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