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富士電機 設備ライフサイクルマネジメントを支援する 総合クラウドサービスを開発

2014.11.03 12:51

 富士電機(東京都品川区)は、設備のライフサイクルマネジメントを総合的に支援する「統合クラウドサービス」を開発し、提供を開始する発表した。
 従来、工場やビル、施設等の保有設備においては、生産性、保全性、エネルギー効率等、個々の指標を個別に管理していたが、近年、これらを統合した管理手法として「設備ライフサイクルマネジメント」が注目を集めている。
 また、日本や経済成長が続くアジア等においては、既存設備の更新投資や機器のスマート化に向けた合理化投資が拡大している。こうした背景のもと、同社はサービスビジネスの強化・拡大に向け、このたび同サービスを開発。同社の強みであるセンシング技術、省エネ分析技術、需要予測技術、品質傾向解析技術、設備劣化診断技術等をベースとし、既に提供を開始しているエネルギー・マネジメント・システム(EMS)を用いた「エネルギー管理/省エネ制御支援」に加え、新たに設備の「稼働監視」、「保全支援」機能を、統合クラウド基盤で一体化したサービスである。
 稼働状況をクラウド環境でモニタリングし、各種情報を総合的に管理して保全・点検・補修・更新等の適切な支援を行うことで、設備導入から運用・更新までのトータルライフサイクルを通じたスマート化および安全・安心の実現に貢献し、経営視点からみたコスト最小化・効果最大化など全体最適を支援するサービスである。

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