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エリアネットワーク ビル・マンションの省エネを総合的にサポート

2014.11.03 13:09

電子ブレーカーの設置で基本料金を大幅削減
 ビル・マンション等の省エネ・電力削減に関するコンサルティングを行っているエリアネットワーク(東京都新宿区)。近年急速に普及が進んでいるLED照明の販売から空調制御、デマンド監視システムなど、建物のエネルギー消費を抑制する様々なアイテムを取り扱っている。また、改正省エネ法では年間のエネルギー使用量が一定以上を超える企業は、経済産業省が指定する特定事業者として定期報告書を提出する必要がある。同社では、定期報告書等の作成代行や、クライアント自身でも入力が可能な省エネ管理ソフトの販売も行っている。
 同社法人営業担当の天野貴子氏によれば、ビル・マンション共用部の電気基本料金の削減案として電子ブレーカー「電子コントロールシステム」の提案を積極的に行っているということだ。「電子コントロールシステム」の販売価格は通常工事費を含め30万円弱からとなっており、他社製品よりも安価で提供していることが大きな特徴だ。
 また、同社では導入後に電気基本料金の削減効果が表れなかった場合の全額返金保証サポートも行っている。天野氏はビルやマンションにおける省エネ対策の重要性について、次のように話す。
 「電力会社の一方的な電気料金の値上げや震災など、省エネ・節電に対する意識が高まっている中、『電子コントロールシステム』を導入し省エネ・省コスト化を実現することによって、入居されている皆様に還元できるような環境づくりを構築することができます」
 神奈川県横浜市内の分譲マンションで同製品が導入された事例では、毎月の基本料金が導入前の1万5261円から、導入後は6104円に削減され、9157円分の削減を達成。年間の削減額は約11万円となった。電力コストを削減することで毎月の固定費削減につなげることができ、削減分は建物修繕や設備改修等の費用として活用すれば、建物の資産価値向上にも効果が期待できる。

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