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アズビル ビルディングマネジメントシステムを新たに開発

2014.10.06 11:55

アズビル(千代田区)は、海外向けの統合型ビルディングマネジメントシステム「savic―net for Integrated Building Management Systems (以下savic―net for IBMS)」を開発し、今月1日より販売を行っている。「savic―net for IBMS」は大規模複合施設の各種設備管理システムを一括管理し、効率的で高品質の設備管理やエネルギー管理、テナント情報の管理などを実現。
 海外の大規模複合施設では、空調、電気、衛生、照明に加え、防災、防犯、非常放送、CCTV、エレベータ、エスカレータ、駐車場などの各種設備管理システムをIBMSと呼ばれる大規模統合システムに接続し、施設全体を一括管理するケースが増えている。加えて近年は、設備管理システムのデータを有効活用し、多岐にわたる設備管理業務の人的負担の軽減や、省エネルギーの推進、テナントにかかわる情報の管理などに役立てたい、といったニーズも増えている。こうした背景から開発した「savic―net for IBMS」は、他社の管理システムを含め多様な設備管理システムとの接続容易性を実現するため、BACnet、Modbus,OPCなどの国際標準の通信プロトコルに対応。また、日本国内で豊富な実績を有する同社製のビル管理用アプリケーション「savic―net FXBMS」を搭載。
 日常の設備機器の点検や修繕、トラブル対応の履歴を管理する「設備保全管理統合機能」や設備機器の稼働状況に応じたメンテナンス・更新計画作成を支援する「稼動実績管理機能」、建物のエネルギーの消費傾向を可視化する「エネルギー管理」、テナントの水道光熱費請求業務をサポートする「テナントサービス機能」などの機能により備管理業務の負荷を軽減しながら管理品質を高め、大規模施設の安全と利便性、省エネを支えるシステムとなっている。

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