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新菱冷熱工業 私有地屋根貸し太陽光発電事業」開始

2014.09.22 12:58

 新菱冷熱工業(東京都新宿区)は医療施設での特定化学物質障害予防規則が定める基準値をクリアするホルムアルデヒド除去システムを開発したことを発表した。
 病院、医薬品研究所の病理検査室、解剖室ではホルマリンによる臓器等の組織固定、臓器等の水洗い、写真撮影による記録、そして切り出しなどの作業で発がん性物質であるホルムアルデヒドが室内に放出され基準値の数倍から10倍を超える環境が存在していた。この状態が放置されれば医療従事者や入院患者への悪影響も懸念されるため、国が定めた特化則ではホルムアルデヒドについては0・1ppm以下という厳格な基準が要求されており、違反した事業者に対しては罰則規定もあることから医療施設ではその改善が急務となっている。
 新菱冷熱工業が独自に開発した「発散抑制気流方式:U flow system(ユー フロー システム)」と「ホルムアルデヒド除去装置:MediECO―FA(メディエコ エフ エー)」は医療施設において持続的に特化則基準をクリアすることのできる空調システムとなっており、有害物質管理濃度問題を専門とされる日本大学・池田耕一教授からも高い評価を得ている。  医療施設に新菱冷熱工業が独自開発した空調システムを導入することで大気中ホルムアルデヒドの90%除去を可能とするだけでなく医療施設全体の空調を管理することで作業性の向上、省エネルギー、環境負荷の低減を実現する。

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