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イオン 「イオンモール多摩平の森」オープン

2014.09.22 13:07

 イオン(千葉市美浜区)は11月20日に東京都日野市に「イオンモール多摩平の森」をオープンさせると発表した。同施設はJR中央線「豊田」駅北口至近に所在し日野市まちづくりマスタープランにおける交流拠点として位置づけられている。
 コンセプトを緑あふれるコミュニティの庭とし、「行くほどに日々のくらしがもっと素敵になる。多摩平に暮らす楽しみが豊かになる。」をテーマに、まちのシンボルとして長く親しまれてきた豊かな森と水、地域の成長とともに形づくられてきた街並みなど地域の人々が手を取り合ってきた多摩平の歴史を継承するとともに地域住民の生活利便性の向上、新たなコミュニティ拠点になるなど、賑わいの創出を図ることを目指す。
 施設のシンボルとなる吹き抜け大空間「ぬく森ガーデン」のほか、屋上庭園「四季の森ガーデン」や「丘の原っぱ」など趣向を凝らした緑の空間を設け多摩平の森が持つ緑豊かな環境を生かした施設を実現する。
 駅前からのアプローチとなるメーンエントランス前には、屋外広場として多彩なイベントが可能な広場「森のステージゲート」を設置するほか、周囲の遊歩道沿いには、歴史ある日野用水をイメージした「湧き水の広場」などが用意され地域の新たなコミュニティ拠点としての機能を担う施設となっている。
 「イオンモール多摩平の森店」は食を中心に顧客に様々な生活スタイルを提案するイオンスタイルストアとなっている。食物販ゾーン「グランマルシェ」ではスイーツや和菓子はもちろん、こだわりのグロッサリーまで、選んで楽しい、食べておいしい15店舗が出店し、世界各国から集めた食材や地域で親しまれている商品や健康と簡便をキーワードとしてオーガニック商品やカット野菜、レンジで簡単に調理できる商品などが豊富に取り揃えられる。
 750席を備えたフードコート「森のキッチンコート」では10店舗が参入し多摩平の森と木々の間に降り注ぐ木漏れ日をイメージした空間で食事からデザートまで楽しむことできるようになっている。外部テラスゾーンも含めて展開するレストラン街では、本格的なディナーに対応する7店舗が導入される。
 家族が多く居住するという地域ニーズに合わせて3階部分には多目的ホール「イオンホール」などが設置され、「いつでも子どもと一緒に」をコンセプトに子どもとファミリー向けのフロアが構成される。
 美と健康、クリニックや郵便局、金融サービスなどの生活利便性を向上させる店舗から、日々の暮らしに彩りを加える雑貨やアパレルまで生活ニーズにワンストップで応えることのできる商業施設となっている。




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