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日本ロジスティクスファンド 広域配送可能な新拠点を取得

2014.09.22 13:21

 物流施設を投資対象とする「日本初の物流REIT」である日本ロジスティクスファンド投資法人(東京千代田区、以下JLF)は11日、保有2物件の売却と新規2物件の取得を発表した。
 JLFは不動産マーケットの動向を見据えたポートフォリオ運営や個別物件の特性を総合的に勘案して、保有する「船橋西浦物流センター2.」及び「横須賀物流センター」を売却、その売却資金の一部を活用して「相模原物流センター」及び「多治見物流センター(準共有持分25%)」を取得した。
 新しく取得した2施設の特徴として、「相模原物流センター」は首都圏一円への広域配送が可能なほか、中央自動車道や東名高速道路を介することによって西日本へのアクセスも良好だ。また幅広いテナントニーズに対応すると同時に環境にも配慮した大規模物流施設となっている。同施設はDHLサプライチェーン(東京都品川区)と長期契約を結んでいる。
 「多治見物流センター」は大消費地である名古屋市をはじめとした中部圏広域への当日配送が可能で、効率的な流通加工業務が可能である大規模物流施設となっている。同施設は日本通運(東京都港区)と長期契約を結んでいる。
 JLFは今回の保有資産の入替がポートフォリオの質的向上に寄与するとしている。




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