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日本郵便 「大宮JPビルディング」が竣工

2014.09.01 16:51

単独での不動産開発として初のオフィスビル
 日本郵便(東京都千代田区)は27日、さいたま市大宮区に所有する敷地において建設を進めてきた「大宮JPビルディング」が29日に竣工したことを発表した。
 「大宮JPビルディング」は、同社の不動産開発事業では初となる単独事業でのオフィスビルであり、東京・丸の内の「JPタワー」や8月1日に竣工した「札幌三井JPビルディング」に次ぐ賃貸ビルである。物件は全国有数のターミナル駅であるJR「大宮」駅の徒歩圏内に位置し、約440台の自動車が収容可能な自走式駐車場を併設することで、北関東・信越・東北エリアへ向けた拠点としてもすぐれた機能と立地を有している。同ビルの規模は地上20階塔屋1階建てで、敷地面積は約6104㎡、延床面積は約4万5700㎡。建物内部は窓際に柱型が出ないアウトフレーム構造を採用し、自由かつ効率的なレイアウトを実現するとともに、LED照明の採用や、長さ約36m・高さ約16mに広がる壁面緑化など、環境にも配慮した仕様としている。これらの取り組みは、建築物の環境性能を総合的に評価するシステム「CASBEEさいたま」にて、最高位のSランクをさいたま市大宮区で初めて取得するなど、第三者機関によっても評価を受けている。
 また、建物は複数の制振ブレースや、地震発生後速やかに建物の安全性を確認できる「建物モニタリング診断システム」を導入し、安全・安心の確保に努めるとともに、72時間供給可能な非常用発電機を設置するなど、災害時における入居企業の事業継続を支援する。

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