週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

東京都環境局 中小テナント向け省エネ補助金事業の説明会を開催

2014.08.25 11:03

10月10日、16日 東京都庁第一庁舎5階にて
 東京都環境局は21日、中小テナントビル向けの省エネ設備導入費用の助成事業を開始するにあたり10月10日、16日に第1回募集説明会を東京都庁第一庁舎5階の大会議場で開催すると発表。定員は400名、参加希望者はHPから申込(先着順)が必要。
 都内の業務産業部門におけるCO2の約6割は中小規模事業所から排出されており、中でもテナントビルの低炭素化は重要な課題となっている。同補助事業によって中小テナントビルの低炭素化を後押しすると共に、低炭素化したビルのCO2削減効果を分析し、省エネ効果を「見える化」することで低炭素ビルが不動産市場から評価される仕組みづくりに生かしていくことが狙いとなる。
 助成の対象となるのは、都内に中小テナントビルを所有する中小企業法に定める中小企業者等(ESCO事業者、リース事業者との共同申請も可能)。助成内容は導入費用の2分の1以内で上限2000万円。対象経費は設備と工事費(工事費は設備費の20%以内)。対象機器はLED照明、高効率パッケージ空調機等。交付の条件は(1)当該ビルの前年度のエネルギー使用量が原油換算値で1500KL/年未満であること。(2)設備導入後のテナントビルのベンチマーク評価が「A2」以上になること、すでにベンチマーク評価が「A2」となっている場合はレンジが向上すること。(3)申請時に地球温暖化対策報告書を東京都に提出していること等。
 申請受付は第1回が11月10日~(共同申請)、12月1日~(単独申請)。第2回は来年6月頃、第3回は来年11月頃予定。

PAGE TOPへ