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アーバネットコーポレーション 新築マンションのエントランスホールに立体アート

2014.08.18 12:36

美術を学ぶ学生の応募から3点が最終審査に
 アーバネットコーポレーション(東京都千代田区)が主催している「アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション2014」の第一次審査が終了し、3名の入賞者が発表された。最終審査会では、3名の入賞者が、実際に展示するマンションのエントランスホールに制作した作品を持ち込み、各自プレゼンテーションが行われる。
 この審査会は、同社が開発を行っているマンション開発「(仮)新御徒町Ⅱプロジェクト」のエントランスホールに展示する立体アート作品を、全国の美術学生から募集するというもの。今年4月から6月までの応募期間で応募者数は54名、応募総数は62作品であった。7月14日には一次審査を開催し、1点1点厳正なる審査のもと、最終審査に進む入賞3作品、ならびに入選7作品が決定した。
 11月に開催される最終審査へ進む入賞3作品は、以下の通りである。
 多摩美術大学大学院美術研究科・穴井麻美さん、作品名「見つめる」。素材にガラスを用いた立体アートで、ガラス独特の見る者によって変化する景色を楽しむことができる作品。
 グループ名「進藤・山崎・前原・横田」、作品名「フォトンの日々」。アクリルやステンレスでできたオブジェの中に無数のスーパーボールが配置され、人々が共に時を重ねていくマンションの象徴的なイメージを生み出している。
 東京藝術大学大学院美術研究科・井田大介さん、作品名「UNTITLED」。作品を展示するエントランスホールに相応しいモチーフとしてランの花を採用。パーツを少しずらすことによって、良い意味での空間的な違和感を見る者に与える。

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