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三菱電機 寒冷地でも高い暖房能力を発揮するビルマルチエアコン

2014.08.11 13:25

 三菱電機(東京都千代田区)は寒冷地向けビル用マルチエアコン「ズバ暖シリーズ」の新製品として、寒冷地でも高い暖房能力を発揮する冷暖同時型ビル用マルチエアコン「ズバ暖マルチR2」を9月19日から発売する。
 オフィス内の機器設備が増加傾向にある現在、室内発熱量が増加し、冷房運転が必要なゾーンと暖房運転が必要なゾーンが混在するケースが増加している。さらに部屋ごとに温度ニーズが異なるホテルや病院等では冷房と暖房を自由に選択したいというユーザーからの要望が高まっている。一方、大規模ビルでも従前のセントラル空調システムではなく、大容量のビル用マルチエアコン室外ユニットを各階に設置して個別に空調を管理するケースが増加しているが、寒冷地では冬場には室外機の吸い込み温度が低くなり空調機の暖房能力が発揮できない場合が多く、寒冷地向けの特殊仕様が求められていた。
 こうした背景から同製品は寒冷地でも高い暖房能力を発揮し、冷暖房の同時運転と暖房運転を継続しながらの除霜運転を可能にした。外気温度マイナス15度の環境でも定格暖房能力を発揮し、暖房運転の温度範囲はマイナス25度まで拡大した。また、室外機から室内機へのガス冷媒と液冷媒の最適分配を行い、冷暖房同時運転を可能にする二管式冷暖房同時マルチシステムを搭載している。

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