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岩崎電気 「LEDioc防爆形直管LEDランプ照明器具」で省エネ実現

2014.07.28 16:52

 岩崎電気(東京都中央区)は電源内蔵形直管LEDランプを防爆形照明器具に採用し厚生労働省型式検定合格品の認定を受けた「LEDioc(レディオック)防爆形直管LEDランプ照明器具」を7月から発売している。
 既製品である防爆形40W蛍光灯をリニューアルする場合、「LEDioc防爆形直管LEDランプ照明器具」に交換することで約1・2倍の明るさで約47%の省エネを実現することができる。防爆形Hf蛍光灯(定格出力32W)への交換と比較した場合、防爆形Hf蛍光灯とほぼ同等の明るさで約33%省エネになる。
 LEDランプの定格寿命は4万時間だ。ラピッド式蛍光ランプ(1万2000時間)と比較し3・3倍、Hf蛍光ランプ(2万時間)と比較した場合は2倍の長寿命で交換回数やメンテナンス費用を削減できる。
 可燃性ガスや有機溶剤を扱うプラントや化学工場などで採用されている防爆形照明器具は器具交換の際に既設配管に接続している端子箱を取り外す必要があり、復旧するまでに時間がかかるという課題があった。長寿命の防爆形LED照明器具にした場合でも、不具合やLEDモジュールが寿命を迎えた時には器具ごと交換が必要になる。そのような課題を解決するために、電源内蔵形直管LEDランプを交換するだけで器具交換をせずに電源部もLEDモジュールも新品になる構造を採用した。復旧時間を最小限に抑えさらにイニシャルコストも大幅に軽減することが可能となった。
 用途に応じて選ぶことができる「直付形」・「パイプ吊形」・「30°ブラケット形」・「特殊直付形(一般形)」・「特殊直付形(送り配線形)」・「スタンド形」・「既設対応形」の7機種に、各々1灯用・2灯用を用意して計14機種がラインアップされている。
 「既設対応形」は本体に端子箱を内蔵した構造で検定取得しているため既設配管上にある端子箱やパイプ吊具を交換する必要がない。省エネだけでなく改修工事の省力化も実現させた。

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