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野村不動産 PMO リーシング好調

2014.05.26 12:58

 野村不動産(東京都新宿区)が展開するオフィスビルブランド「PMO(プレミアム・ミッドサイズ・オフィス)」の勢いが止まらない。同シリーズ14棟目となる「PMO銀座八丁目」が今月初めに竣工したが、仲介業者向けに内覧会を開催した19日時点で、すでに3フロアが成約済み、その他3フロアが検討中だそうだ。同ビルが内覧会を開始したのは19日が初。翌週にはテナントが入居するため、内覧会を行う機会は多くはないが、リーシングは順調だ。
 同ビルは地上10階建て、貸床面積は69・84坪(2階~8階)、66・44坪(9階、10階)。直近で建築されたPMOシリーズはサイズが大きくなりつつあったが、同ビルは当初のコンセプトに合致したミドルサイズ。汐留、新橋、東銀座の結節点にあたる蓬菜橋交差点近くに立地し、目の前に高速道路が通り、上層階からのロケーションは抜群だ。東京湾まで一望でき、夏場は「東京湾大華火祭」が楽しめる。銀座の中心部では考えられない開放感が自慢である。また、徒歩6分圏内に「新橋」駅をはじめ、「汐留」駅、「築地市場」駅、「東銀座」駅があり、交通利便性も高く評価されているそうだ。
 「募集賃料は上層フロアが坪単価3万円、下層フロアが坪2万6000円です。PMOの中ではトップレベルの賃料ですが、立地と商品性の評価は高く、予想以上にリーシングは順調です」(ビルディング営業二部長 宇佐美 直子氏)
 同ビルの他、「PMO田町」と「PMO神田司町」の2棟でリーシングを行っている。立地場所は大きく異なるが、3棟すべてを内見する検討客が増えている。立地だけでなく、PMOブランドそのものが高く評価されている証拠だ。
 PMOシリーズは、野村不動産が平成20年から展開する中規模ビルのブランドシリーズ。大規模ビルと遜色のない機能を有し、これまで竣工した物件は100%に近い稼働率を達成している。今年中に5棟が竣工予定で、7月には「PMO芝公園」、8月に「PMO日本橋茅場町」、9月に「PMO芝大門」の竣工を予定している。

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