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西武プロパティーズ ゆったり過ごせる飲食店を導入

2014.04.14 16:00

 昭和49年に竣工された複合施設「BIG BOX 高田馬場」は、西武グループの不動産事業を担う西武プロパティーズ(本社・埼玉県所沢市)が運営・管理を行っている。今年で開業40周年を迎える同施設は、平成26年3月20日に9階レストランフロアをリニューアルオープンした。
 高田馬場は、複数の路線が乗り入れ、一日平均の乗降客数は首都圏でも上位の乗降客数を誇る。「BIG BOX 高田馬場」は開業以来、ショッピングをはじめ、アミューズメント、ボウリングやフィットネスなどのスポーツ施設を備えたエンターテインメントスポットとして営業しており、近隣住民や高田馬場駅を利用する学生、通勤客など、さまざまな年齢層が同施設を利用している。今回のレストランフロアリニューアルは、昨年10月に実施したファッションと雑貨を中心とした 1階・2階のショッピングエリア「エミオ スタイル」のリニューアルに続く、既存施設バリューアップ施策の一環で、レストランフロアについては、これまでのディナータイム営業中心から、ランチタイムもゆったりと食事ができる飲食店舗を3店舗導入することで同施設にさまざまな目的で訪れる来店者の飲食ニーズに応える。
 同施設の支配人である荒尾剛志氏は今回のリニューアルについて次のように語る。
 「高田馬場エリアでは、飲食店は多くあるが、ゆったりとくつろげる飲食店が少ないというお客さまの声から今回、レストランフロアのリニューアルを実施させていただいた。幅広い年齢層のお客さまのご利用があり、ご好評いただいている」(荒尾氏)  また、今回のリニューアルに合わせて、1階に授乳スぺースを併設した女性用トイレ、9階には西武プリンスクラブ女性会員専用のパウダールームを新設。1階の女性用トイレには、ベビーチェアとフィッティングボードを設置した個室も設け、授乳スペースは利用時に鍵をかけることができるブースとおむつ替えベッドを配置、9階のパウダールームにはパウダーコーナー(化粧台)とフィッティングコーナー(着替え室)を設置し、来店者の利便性と快適性の向上を図っている。今後も、よりエンターテインメント性が高いワンストップで滞在を楽しめる施設へとバリューアップし、施設の魅力を発信していく方針。

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