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三菱地所 「丸の内パークビル」が東京都「トップレベル事業所」認定受ける

2014.02.24 17:45

 三菱地所(東京都千代田区)は17日、千代田区丸の内に同社が所有する「丸の内パークビルディング」(事業所の一部として三菱一号館含む)が東京都環境確保条例に基づく「トップレベル事業所」の認定を受けたことを発表した。この認定は、東京都環境確保条例に基づく「温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度」において、地球温暖化対策が特に優れている事業所に対し、通常の温室効果ガス排出総量削減義務率の緩和措置を講じる制度である。同社所有ビルにおいては、平成22年度に7棟、23年度に1棟が「トップレベル事業所」、「準トップレベル事業所」の認定を受けているが、今回の「丸の内パークビルディング」の「トップレベル事業所」認定は、これに続くものとなる。
 オフィスビルにおける継続的な環境対応には、入居企業の協力が不可欠となる。同社では、入居企業をメンバーに加えた「地球温暖化対策協議会」をビルごとに立ち上げ、継続的に温室効果ガス削減対策を行うための推進体制等の整備に努めている。また、照明・空調設備をはじめとする各種設備にて、環境負荷に配慮した高効率機器を導入するとともに、設備の運用面においても排出量削減対策を実施している。同社はこうした「推進体制」、「設備性能」、「設備運用」における取り組みが評価され、今回の認定につながったとしている。

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