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住友不動産 元赤坂の免震オフィスビルが竣工

2014.02.10 11:31

 住友不動産(東京都新宿区)は6日、港区元赤坂で開発していた免震オフィスビル「住友不動産元赤坂ビル」が竣工したことを発表した。
 同ビルは、延床面積約1800坪と中規模ながら、免震構造や非常用発電機を実装するなど、オフィス選定において近年重要視されているBCPに対応した最先端の諸設備、機能を備えている。建物の耐震性能という点については、液状化の恐れがなく強固な地盤である武蔵野台地に位置しており、杭を打たず、建物を「面」で支える安定した直接基礎構造としている。さらに、免震構造を採用しており、大地震が発生した際にも揺れを大幅に低減することが可能となる。
 またBCP対策として、同ビルは「事故停電対応」に取り組んでおり、事故などにより本線からの送電が停止しても予備電源から受電可能な「2回線受電方式」を採用している。さらに、万一の停電時にも、共有部、専有部(一部)へ約48時間の電力供給が可能な「非常用発電機」を実装している。
 オフィスフロアについては、天井高2・7mとフリーアクセスフロア10cm、貸室内に柱が出ない幅約31m×奥行約16m、面積520・45㎡(157・44坪)の整形無柱空間を実現。レイアウトの自由度が高い効率的なオフィス空間を創出する。加えて、ワンフロア9ゾーンで制御可能な個別空調システムを導入。冷暖房切替時・温度調節がゾーン毎に設定することが可能となっている。

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