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三菱地所 海外企業・国内ベンチャー企業の事業支援・誘致を促進

2014.01.27 13:44

 三菱地所(東京都千代田区)は、日本未進出の海外企業や世界展開を目指す日本の中小ベンチャー企業等の事業開発支援・誘致を行う「成長戦略センタープロジェクト」を推進しているが、プロジェクトの実施拠点である「EGG JAPAN(日本創生ビレッジ)」について、プロジェクトの進捗に伴い千代田区丸の内の「新丸の内ビルディング」9階に施設を拡張し、新たに米国の先進企業4社が入居を開始したことを発表した。
 今回新たに入居したのは、クラウドを活用したオンライン・コラボレーションサービスを提供するBox Japanなど4社。「EGG JAPAN」が所在する丸の内と親和性が高い、BtoBやBtoBtoCのIT企業の集積が進んでいる。また、世界展開を目指す日本企業の支援・誘致にも積極的に着手しており、日本最大級の宅配ポータルサイト「出前館」を運営する夢の街創造委員会(大阪市中央区)が「EGG JAPAN」に入居。同社は「EGG JAPAN」の支援プログラムを通じて平成18年にJASDAQ(当時ヘラクレス)に上場した成長企業である。
 同社では約560名の会員が属するビジネスクラブや国内外のネットワークを生かした事業開発支援を行うとともに、丸の内を拠点としたコミュニティづくりを行っている。今回の「EGG JAPAN」スペース拡張はこの動きに合わせたもので、現在同施設に入居する企業は、海外企業12社、国内ベンチャー企業14社のほか、専門企業含め合計37社にのぼり、主要な海外入居企業の企業価値合計は約4兆円規模となっている。昨年12月に法案が成立した国家戦略特区が目指す「世界で一番ビジネスがしやすい環境」づくりに貢献するため、同社では今後も成長力のある企業の誘致及び支援を通して「東アジアナンバーワンの海外成長企業・国内先端中小ベンチャーの企業集積地区の実現」を目指すとしている。

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