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環境省/日本照明工業会 省エネ照明の最新事例と将来像を探るイベント開催

2014.01.27 13:54

「省エネ・照明デザインアワード」の受賞施設を発表
 環境省は日本照明工業会(東京都台東区)の協力のもと、千代田区内幸町の「イイノホール」にて「省エネ・照明デザインフォーラム2013」を21日に開催した。このフォーラムでは、「省エネ照明化」と「魅力的な空間づくり」の両立を実現した施設に対して表彰する「省エネ・照明デザインアワード」の受賞事例が発表され、公共施設・総合施設部門では岩手県大船渡市の「大船渡市民文化会館・大船渡市立図書館(リアスホール)」がグランプリを受賞した。また、商業・宿泊施設部門では神奈川県座間市の「ダイエー相武台店」、まち・住宅・その他部門では東京都港区の「高輪フォーラム」が、それぞれグランプリを受賞した。
 受賞事例の発表後、石井幹子デザイン事務所(東京都渋谷区)代表で照明デザイナーの石井幹子氏が、「日本における省エネ型照明の進化と、ヨーロッパの最新事例」と題して基調講演を行った。その後に行われたパネルディスカッションでは、「受賞施設に見る省エネ・照明デザインの今、そして未来」と題し、グランプリを受賞した3施設の担当者が登壇。慶應義塾大学の小林光教授をモデレーターに、石井氏や日本照明工業会の泥正典専務理事ら、「省エネ・照明デザインアワード」で審査を担当した専門家がパネラーとして各施設担当者に対して質問や今後の抱負などを聞いた。
 会場では日本照明工業会の会員企業による、省エネ・照明器具の展示会も開催。来場者は環境に優しい照明器具の最新技術を体感していた。

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