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グローバル・ロジスティックプロパティーズ 県西部・日高市に2施設を計画

2014.01.13 17:05

 グローバル・ロジスティックプロパティーズ(以下GLP・東京都港区)は、埼玉県日高市で大規模なマルチテナント型物流施設「GLP狭山日高Ⅰ」と、「GLP狭山日高Ⅱ」を開発することを決定、1月9日に発表した。
 「GLP狭山日高Ⅰ」と[GLP狭山日高Ⅱ]は、GLPがCPPIB(カナダ公的年金運用機関である、カナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード)と平成23年8月に50%対50%で立ち上げた合弁会社「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」の日本における7、8番目の開発物件となる。 同合弁事業の投資可能額は22億米ドルで、これまでの開発物件の投資総額は、およそ1020億円(10億米ドル)にのぼる。
 GLPの代表取締役社長である帖佐義之氏は、「日本では企業のサブプライムチェーン再構築および物流施設の供給不足により、質の高い物流施設への需要は引き続き旺盛です。今回の開発は、首都圏を環状に結ぶ圏央道と国道16号との希少な結節点である狭山日高IC至近に位置し、エリア配送と広域配送の両方を実現する利便性の高い位置となっています。お客様の需要を満たせるこれらの先進的物流施設を、この地域に開発できることを喜ばしく思っています」と述べた。
 「GLP狭山日高Ⅰ」と「GLP狭山日高Ⅱ」は、マルチテナント型大型先進的物流施設への需要が高く、空室率がわずか4・3%である首都圏の戦略的な立地に位置している。またこのエリアは液状化リスクの低い強固な地盤であり、さらに免震構造を採用することにより、テナントの事業継続性の確保をより一層可能にする。さらに2施設は、LED照明、高断熱性素材などの環境に配慮した設計となる計画で、サステナブルな物流施設となるとしている。

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