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ヒューリック ヒューリックリート投資法人への資産譲渡を決定

2013.12.23 12:05

 ヒューリック(東京都中央区)は17日開催の取締役会において、同社の完全子会社であるヒューリックリートマネジメントが資産の運用を受託するヒューリックリート投資法人(東京都中央区)への資産譲渡を決定した。譲渡を決定したのは「ヒューリック神谷町ビル」、「ヒューリック九段ビル」(底地)、「虎ノ門ファーストガーデン」など14物件で、譲渡予定価格の合計は837億円となっている。
 同社グループは、平成24年度を初年度とする中期経営計画に基づき、「変革とスピード」をキーワードとして、規模と多様性を併せ持ったポートフォリオの充実を図り、安定的な収益源を確保するとともに企業価値の持続的向上を図ることができる体制の構築及び事業基盤の維持・発展に取り組んでいる。今年度においても中期経営計画を2年前倒しで達成する見通しであることから、新たな中期経営計画を策定中であり、更なる成長戦略に沿った施策として、同社の完全子会社であるヒューリックリートマネジメントにおいてJリート事業への参入準備を進めている。中長期的に安定した成長に向けて、グループの不動産賃貸事業を核とした不動産事業の増強及びデベロップメント業務の強化には、バランスシートの拡大が不可欠となるが、賃貸物件の保有ヴィークルとしてJリートを活用することにより、グループとしての資金調達ルートの多様化、収益機会の拡大が図られ、中長期的な企業価値の向上が実現できると認識している。今回、このJリート事業への参入準備に伴って、同社が保有する一部のオフィスビル、商業施設及び老人ホームについて、ヒューリックリート投資法人に譲渡することとなった。

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