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オリックス不動産投資法人 オフィスビル・商業施設など5物件を取得

2013.10.21 14:30

 オリックス不動産投資法人(東京都港区)は15日、同日開催の役員会において資産の取得を決定した。取得するのは東京都港区の「MG白金台ビル」、東京都渋谷区の「クロスアベニュー原宿」、仙台市泉区の「イオンタウン仙台泉大沢」(底地)など5物件で、取得予定価格の合計は202億1500万円である。
 同投資法人は、投資主価値の安定的成長を実現するため、総合型リートとして用途・地域の分散、資産入替及びオリックスグループのシナジーを活用することにより、ポートフォリオの収益性と安定性両面の向上を目指した外部成長戦略を進めている。また、用途分散の観点から流動性及び中長期的な成長性を重視するため、オフィスを用途とする不動産関連資産へ概ね60%以上(取得価格ベース)を目処として投資を行う一方で、循環的な不動産マーケットに対応できる安定性と成長性を兼ね備えた強固なポートフォリオを構築するためにオフィス以外の用途への厳選投資も行っている。
 各用途の期待利回りが低下傾向にあり、また、賃料が上昇する時期や規模が不透明である環境において同投資法人は、グループのシナジーを活用しリスクをマネジメントしながらポートフォリオの収益性と安定性の向上を目指しており、収益性と成長性が期待できるオフィス1物件、収益性と安定性向上に資する商業施設3物件、総合型リートの強みを生かせる商業施設との複合型住宅1物件の取得を決定したとしている。

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