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大林組 吊り天井耐震化の新技術を開発

2013.08.19 16:22

 大林組(東京都港区)が、吊り天井の崩落を防止する技術を開発した。
 国土交通省では今月5日から建築基準法における天井耐震化基準を引き上げた。同社では既存の天井を解体することなく施工可能な「フラットバー+ネット工法」と「ストリングス工法」を開発。短工期・ローコストを追求しながら国交省の安全基準をクリアし、建物を使いながら施工が可能など、天井耐震化をより手軽に実現できる技術だ。
 いずれも既存の吊りボルトにフラットバー(支持用平綱)やネット、ストリングス(つり糸)を取り付け、これによって天井を支える。吊りボルトで施工された天井全般に適用可能で、さらにストリングス工法は曲面形状の天井にも対応している。天井の張り替えに比べ工期は約4分の1、コストは3分の1から4分の1に抑えることができる。

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